アギーレ告発を静観の協会 「危機管理」誤れば世界からそっぽ
八百長疑惑の渦中に立たされているアギーレ日本代表監督(56)。
2011年5月のスペイン1部リーグ最終節で「勝たないと2部降格」のサラゴサが、すでに1部残留を決めているレバンテ相手に2-1で勝利。試合前、サラゴサ側からレバンテの選手に計1億4000万円が支払われたとされ、サラゴサ幹部、当時のアギーレ監督、複数の選手が関与したとしてスペイン検察当局の捜査が及び、ついにバレンシア裁判所に15日、告発される騒動に発展した。
16日、日本サッカー協会(JFA)には大勢の報道陣が詰め掛けた。
アギーレ招聘の責任者である原博実・専務理事は「ノーコメント」と発してJFA事務局に入り、アギーレ監督を“事情聴取”したJFA法務委員長の三好弁護士は「状況を確認していく」とコメントした。
「本格的な捜査が始まると思う。進捗状況を見守りたい。協会も独自の情報収集に着手したい」と話したのは西沢コミュニケーション部長。JFA内で今後の対応を協議したものとみられる。