悲願の優勝へ DeNA中畑監督「巨人から貯金5」の皮算用

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 中畑監督がこう語っているように、抑えだった山口を先発に転向させると、これがハマって8勝をマーク。5月には抑えに新人の三上を抜擢し、21セーブを挙げる活躍を見せた。チーム防御率3.76は、前年の4.50から大幅に改善された。

■自信の根拠はドラ1投手

 今季は開幕投手に指名された久保をはじめ、昨季11勝の井納、山口、助っ人のモスコーソと4人のローテ入りが確実。三浦、尚成、三嶋、新人の山崎らが5、6番手を争う。リリーフ陣もベテランの岡島がソフトバンクから加入。林、長田、国吉、三上、新助っ人のエレラなど、充実しつつある。

 特にドラフト1位の山崎康晃(亜大)については、「先発、リリーフと幅広く考えてみたい。短いイニングなら完璧に抑えられる力があるという評価もある」と期待十分だ。当の山崎は、新人合同自主トレですでに10回もブルペンに入っている。28日には約120球の投げ込みで周囲を驚かせた。

「一方で巨人は、オフに金城、相川をFAで獲得したが、投手の補強は新人と助っ人だけで、実際に投げてみないと分からない。頼りになるのは菅野のみで、昨季までの3連覇を支えた杉内や内海、リリーフの山口、西村、マシソンは年々、力を落としているように見える。DeNAは昨季、巨人相手に打率.273、1試合の平均得点は3.88と打ち込んだ。グリエル残留に加えて、巨人からロペスを獲得。打線は去年に劣らない。投手のコマは揃ってきたし、キャンプ、オープン戦で着々と力をつけて投手陣が整備できれば、巨人相手の貯金は昨年の2個を上回る5個は取れる、中畑監督はそう考えています」(放送関係者)

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