松山以外予選落ち 日本勢全英惨敗の背景に国内グリーン環境

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 しかし、最近の日本選手は全英で予選も通れない。日本には今やコーライグリーンがなくなり、よく止まるベントグリーンで試合を行っているので、強風の全英オープンではまったくゴルフにならない選手が多くなっている。

■パットの名手がいなくなった日本

 風の強いリンクスではアメリカの選手も、今年、プレーオフで全英を制したザック・ジョンソンのように、フォロースルーを抑えてショットを低くコントロールする選手が多い。昔、日本の選手はパンチショットが当たり前だった。低い球で止まりにくいコーライグリーンを攻めていた。

 最近、米国ツアーはだんだんグリーンを硬くして止まりにくくしているので、アイアンをビュンビュン振り回す選手は見られなくなっている。けれども日本は相変わらずよく止まるグリーンで試合を行っているので、アイアンもビュンビュン振ってしまう選手が多い。

 だからグリーンに乗せるだけのショットが多く、ピンの根元に突き刺すようなショットはなかなか見られない。こんなことでは国内の予選で全米や全英オープンに出場しても決勝には残れない。

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