13年ぶり7連敗…中日は来季見据えてペナントレース“離脱”
またも打ち込まれた。最下位の中日は、31日の巨人戦でエースの大野が八回に村田に決勝3ランを浴び、自身3連敗。チームは13年ぶりの7連敗となり、谷繁監督は「粘り強く、何とかという思いでやっているけど……」と険しかった。
首位の阪神とは9ゲーム差。自力優勝も消滅しており、開幕から続いた歴史的大混戦からも脱落である。
チームは来季を見据えた起用が目立ち始めている。谷繁監督の後継捕手の筆頭候補として、大卒2年目の桂(24)を我慢強く起用し続け、遊撃にはスローイングに課題はあるものの、ドラフト7位新人の遠藤(26=東京ガス)を抜擢。この日も本塁打を放つなど、打率3割以上の成績を残して、頭角を現しつつある。
「若手の抜擢と対照的に、ベテランはベンチを温めたり、二軍落ちしたりしている。谷繁監督は目標の歴代最多出場記録(3018試合)を更新。白井オーナーが『オーナー報告』の席で示唆したように、今季限りで現役引退し、来季からは監督に専念する可能性が高い。山本昌をはじめ、岩瀬、川上、小笠原ら40歳以上のベテラン選手も揃ってユニホームを脱ぐともいわれている。来季に向けた動きはすでに始まっている」(中日OB)