日ハムドラ1候補は高橋、小笠原 またも巨人と競合覚悟
日本ハムが13日、札幌市内の球団事務所でスカウト会議を行い、ドラフト会議(22日)の1位指名候補を高橋純平(県岐阜商)と小笠原慎之介(東海大相模)の2投手に絞った。「1位指名は高校生投手2人に絞りました」とは吉村GMだ。
日ハムの今年の補強ポイントは投手。中でも先発が吉川ひとりの左腕は、ノドから手が出るくらい欲しい。チーム事情を考えれば高橋より小笠原だろう。
小笠原は8月のU18W杯で左肘を痛めた。大会後の検査で滑膜炎と診断され、国体も投げていない。巨人・原監督の母校である東海大相模の選手だけに、巨人の指名も有力視される。が、日ハムは他球団との競合も覚悟しているという。小笠原の実力を評価しているのはもちろん、左肘は軽傷との判断が働いたのだろう。
日ハムは11年のドラフトで、原監督の甥っ子で巨人入りを熱望する菅野を1位指名した。くじ引きで交渉権を獲得しながら結局、入団を拒否されたものの、他球団がベタ降りする中、敢然と指名。その年のナンバーワン選手を1位指名するのが日ハムのドラフト戦略だから、今回もケンカ覚悟で指名することになりそうだ。