同組スコットと「2打差」で際立った池田勇太の“雑ゴルフ”
ゴルフジャーナリストの菅野徳雄氏がこう言う。
「フェアウエーを外してもパーを取れるのだから、日本オープンなのに設定がやさし過ぎます。それでも池田は後半だけで3ボギーを叩いている。スキがあるというか、慎重さに欠ける。そこが甘い。いかにボギーを叩かないことが大事かというゴルフのイロハが分かっていない。一体何年ゴルフをやっているのか。そもそもタイトルの重みを実感していたら、『しょうがない』とか『ポカ』という発言は出てこない。情けなくなりますよ」
池田は昨年、10アンダーの好スコアで勝った時には「プロの技量を出させるための、心をくすぐるような設定をしてくれた。これが正しいナショナルオープン。だからやる気になれた」とまで言った。
要するに、やさしい設定は大歓迎というわけだ。通常の冠大会と大して変わらない設定なら、いつものような大ざっぱなプレーでもスコアを出せる。だから「しょうがない」「ポカ」という言葉が出てくるようなプレーをしていたわけだ。