ジャンプ葛西 ルール変更も追い風に「最年長V更新」の可能性
「今季も(自らの持つ)最年長記録を塗り替えて表彰されたい」――。
ノルディックスキー男子ジャンプのレジェンドこと葛西紀明(43)が11月に開幕するW杯での総合優勝を誓った。
26日は都内で行われた全日本スキー連盟の会見に所属チームの教え子で女子日本代表の伊藤有希(21)とともに出席。今季はあと23と迫った通算500試合出場と昨年11月のW杯フィンランド大会(ルカ)で打ち立てた最年長優勝記録(42歳5カ月)の更新が注目される。
順当に試合をこなせば、3月のスロベニア・プラニツァ大会(フライングヒル)で大台に到達する可能性もある。「ここまで来たら500、600と目指したい。得意のフライングで500試合と自己最長記録(240.5メートル)を伸ばしたい」と自信たっぷりに話した。
ソチ五輪後から続く葛西人気は依然として根強く、講演会やらパーティーなどに引っ張りダコ。食事の席に招かれることも少なくないが、シーズンを前に4度の断食を行って体重を管理してきたという。