「超変革」掲げる金本阪神 カギは“真剣紅白戦”とOB分析

公開日: 更新日:

 金本監督は現役時代、1002打席連続無併殺打という日本記録を打ち立て、引退会見では「一番誇れるもの」と言った。一塁に走者がいる場面で内野ゴロを打って走者が二塁で封殺されても、全力疾走で一塁に残ることにこだわった。地味なチームプレーではあるが、昨季までの阪神の選手にその意識は低かった。

「自らが実践していただけに、金本監督はその点は厳しいと思う。打ったら全力疾走をするという姿勢に加え、出塁した際は盗塁を稼ぐだけでなく、相手投手にプレッシャーを与える意味でも、リードの取り方、スタートの反応などの基本的な技術を磨く。単打を二塁打に、二塁打を三塁打にするために大きくオーバーランすることもしかりです。相手投手に、こいつを塁に出したくないと思わせるようにならないといけない。紅白戦は練習試合、オープン戦と違い、キャンプメンバー全員が練習で得たことを試すことができる。阪神はファン、マスコミの注目度が高く、選手は失敗を恐れがちですが、紅白戦では失敗ができる。勇気を持って臨んでもらいたいですね」(福間氏)

 紅白戦を単なるファンサービスで終わらせないことが「超変革」のカギを握りそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末