著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

U-23決勝の日韓戦 国威発揚が当たり前の「代理戦争」だけはごめんだ

公開日: 更新日:

「国を背負わせりゃこのザマだ!」

 などはまだ手柔らかなほうで「帰ってくるな国賊め!」「一億総活躍あらため総動員で勝て!」「敵艦に玉砕した御霊に申し開きができるか!」だの吐き散らすバカが増えてどうにもならんところだった。

 いやいや、韓国も今頃そういう事態になっているかもしれん。韓国の選手監督は無事帰国できたろうか?

 因果な憎しみ合い込みの「永遠のライバル」。

 元慰安婦に直々に(といっても官僚が考えて印刷した)謝罪の手紙を送って、税金を投入するクセに表向きは「基金の設立」にして、札びら切るから、今後一切文句を言うなよ、とくどいぐらいに前置きして、

「両国間においてフキャギャキュ的な解決をしたまさに歴史的な合意で、ま、ごじゃます。子や孫の世代にまで謝罪をさせてはなぁないと、え、おめます」

 舌足らずで吹きまくったが、秀吉の時代からの怨念と憎悪だ。簡単にフキャギャキュ的な解決などできぬ。自分の政権下でやり過ごして子孫へ申し送っただけの一方的な合意だろ。こんなものをスポーツの試合に持ち込まれちゃ迷惑だ。楽しいはずのスポーツ観戦が、こぶしを振り上げる国威発揚にすり替わって、それが当たり前になるのだけはごめんこうむるぜ。

 日韓が球蹴りで誹謗中傷している最中に、北からミサイル飛んで来たらどうするんでい。

♪浅野みごとな決定弾だ、こっちも向けや弾道弾♪(独裁的おぼっちゃま)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる