巨人には“追い風” 阪神「声出し金銭授受」率先発表の裏側

公開日: 更新日:

「どうせ事実が明らかになるなら、早いうちの発表がベストとの判断ですわ。先にマスコミに明らかにされ、渋々認めるよりイメージもいい」とは阪神担当記者だが、はたしてそれだけか。マスコミ関係者がこう言った。

「当初は12球団が19日までに調査をするはずだったのに、セは17日に前倒しして緊急理事会を開くことが決まった。で、各球団は急いで調査せざるを得なくなった。阪神も前日の巨人の発表を受けて調査した結果、円陣に絡んだ金銭授受が明らかになったといいますからね。阪神同様、実はウチもやっていましたという球団が少しでも早い時期に、少しでも多く出てくれば、な~んだ、あちこちの球団でも同じようなことをやっているんだと、それだけ巨人の悪い印象は薄まります」

 阪神の素早い発表の裏側に巨人の思惑があるはずはないものの、結果として巨人を利したことは間違いなさそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”