巨人には“追い風” 阪神「声出し金銭授受」率先発表の裏側

公開日: 更新日:

「どうせ事実が明らかになるなら、早いうちの発表がベストとの判断ですわ。先にマスコミに明らかにされ、渋々認めるよりイメージもいい」とは阪神担当記者だが、はたしてそれだけか。マスコミ関係者がこう言った。

「当初は12球団が19日までに調査をするはずだったのに、セは17日に前倒しして緊急理事会を開くことが決まった。で、各球団は急いで調査せざるを得なくなった。阪神も前日の巨人の発表を受けて調査した結果、円陣に絡んだ金銭授受が明らかになったといいますからね。阪神同様、実はウチもやっていましたという球団が少しでも早い時期に、少しでも多く出てくれば、な~んだ、あちこちの球団でも同じようなことをやっているんだと、それだけ巨人の悪い印象は薄まります」

 阪神の素早い発表の裏側に巨人の思惑があるはずはないものの、結果として巨人を利したことは間違いなさそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド