「長嶋さんもカリカリ」V9戦士黒江氏が巨人賭博問題に怒り

公開日: 更新日:

 昨年の野球賭博関与者発覚から始まった巨人の醜聞。今月9日には、4人目の高木京介(26)が謝罪会見を行った。すると、今度は公式戦の勝敗に絡んだ金銭のやりとりなどが発覚。「球界の盟主」は堕ちるところまで堕ちた。V9戦士の黒江透修氏(77)は、一連の問題にはらわたが煮えたぎっているという。

  ◇  ◇  ◇

 巨人の選手が野球賭博をやっていたと聞いた時は、腰が抜けるほど驚いた。

 4人目が出てきた時には、もう昔の巨人ではなくなったな、と改めて思ったのだが、今度は試合に勝ったら、試合前の円陣で「声出し」を担当した者が全員から5000円を受け取り、負けたら全員に1000円を払っていたと聞いて呆れたよ。自分らの試合の勝ち負けでお金が動くわけだろ。バクチと同じじゃないか。

 しかも、プロ野球を統括するNPB(日本野球機構)は、昨年からその事実を知っていたのに「野球協約違反ではない。だから公表しなかった」という判断もおかしいだろ。NPBやコミッショナーは以前から巨人に甘いと言われている。ファンは「やっぱりな」と思ったはずだ。もしも協約違反でなく、チームが盛り上がるなら続ければいいのに「誤解を招くから」と言って巨人はやめたんだろ。それでファンは納得するのかね。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

  3. 3
    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

  4. 4
    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  1. 6
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

  2. 7
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  3. 8
    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

  4. 9
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  5. 10
    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ

    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ