さらに8人がB氏と面識 巨人“後出し”で新事実公表のあざとさ

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■大甘NPBと腰砕け11球団

 これまでの無期失格3選手に対し、処分から1年が経過した時点で、反省が見られればコミッショナーの裁量で失格期間を1~5年の有期へと変更することもありうるというのも同様に筋が通らない。むしろ「重い罪を認識させる」べきではないか。

 12球団がカネのやりとりについて改めて調べることになったのは、巨人の高木による野球賭博が発覚したことを受けて、熊崎コミッショナーが全球団に徹底調査を指示したからだ。

 23日行われる12球団代表者会議で今後の対応等が話し合われるが、25日に控える開幕を前にプロ野球界が総ザンゲをして幕引きをし、開幕を迎えたいという思惑があるに違いない。

 こうしたNPB、11球団の動きはしかし、結果的に巨人の腐り切った実態をぼやけさせ、事の重大さをうやむやにしている印象すら与える。巨人は11球団の結果報告を待っていたかのように、ギャンブル漬けの実態を明らかにしたくらいだから、なおさらだ。スポーツライターの谷口源太郎氏がこう言う。

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