最終日18位も不振脱出に手応え 宮里藍の何が変わったのか
1977年全米女子プロに勝った樋口久子(現LPGA相談役)以来、39年ぶりのメジャー優勝が期待された宮里藍(30)。
今大会は初日67で回って首位タイに躍り出ると、2日目も2つスコアを伸ばしてトップの座をキープ。3日目は71とスコアを1つ伸ばしただけで通算8アンダー5位に後退。それでも首位と2打差は十分に逆転V圏内だ。
最終日は最終組から3組前でプレー。先にスコアを伸ばして後続にプレッシャーをかけたいところだったが、ボギーが先行した。
出だし3ホールを無難にパーセーブし、4番パー4、5番パー3と連続ボギー。「これではいけない」と宮里は首を振った。
その後も硬くなったグリーンにボールを止められずチャンスがこなかった。
初バーディーは9番パー5。残り70ヤードの3打目をピン上1.5メートルにつけ、これを慎重に沈めて勝負のサンデーバックナインに突入。インに入って11番はピンそば1.2メートルを入れて2つ目のバーディーを奪って振り出しに戻った。ところが、その後3ボギーをたたき、通算5アンダー18位に終わった。後半崩れたのもタフなコースを諦めずに攻めた結果だ。