ファウルボールが急所直撃 オリオールズ捕手はどうなる?

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 脂汗が出るほどのあの重い激痛は、男性にしか理解できない。それを改めて実感したのが、MLBオリオールズのケイレブ・ジョセフ捕手(29)だろう。

 30日(日本時間31日)のレッドソックス戦の八回、マスクをかぶっていたジョセフの股間をファウルボールが直撃して悶絶。その後、ジョセフは気丈にも立ち上がり、何とか試合終了まで仕事をまっとうしたが、試合後は病院へ直行すると、すぐに手術が必要だと判断された。

 翌31日に15日間のDL入り。オリオールズ番記者のツイッターによれば、ジョセフのケガは「testicular injury」という。直訳すれば「睾丸のケガ」だ。

 日本でもファウルボールが捕手の股間を襲うことは珍しくない。それにしても、手術に至るケースはまれだろう。手術が必要なケガとは何か。

 五本木クリニックの桑満おさむ院長(泌尿器科)は「その場面を見ていないので推察しかできませんが」と、前置きしてこう語る。

「男性が股間に強い衝撃を受けた時、緊急手術が必要なのは睾丸破裂、尿道断裂、陰茎折症の3つが考えられます。しかし、最後の陰茎折症は勃起時にしか起こりえないので、そうなると2つ。おそらく、睾丸破裂の可能性が高いのではないか。これもおおまかに2種類あって、ひとつは白膜がはがれるケース。この場合は縫い合わせることが可能です。しかし、グシャグシャに潰れてしまうと、取り出すこともあります。睾丸の打撲の可能性も考えたのですが、それなら手術する必要はありませんからね」

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