広島斬りで評価急上昇 G田口の“最年少侍J入り”に現実味

６勝目を挙げた田口（Ｃ）日刊ゲンダイ

「来春のＷＢＣに向けて、侍ジャパンの小久保監督は、若手の新戦力発掘をテーマの一つに掲げている。この日、田口から本塁打を放った広島の２１歳・鈴木誠也らとともに田口は、小久保監督が注目している若手の一人。変則気味で貴重な左腕。田口の武器でもあるタテの大きなスライダーが国際大会で通用するとの評価です。野球が復活する見込みの４年後の東京五輪の世代でもある。このままのペースで２ケタ勝利を挙げ、防御率上位のままシーズンを終えることができれば、侍ジャパン入りの可能性が高まります」（ＮＰＢ関係者）

　広島との差を９ゲームに縮めた田口は「（広島戦は）やっぱり一段と気合が入っていた」とニヤリ。今季はリーグ優勝できなくても、田口だけでも台頭して侍ジャパン入りを果たしてくれれば、高橋監督は万々歳といえるかもしれない。