自己最多13勝 マー君“未体験ゾーン”突入で課せられる役割

公開日: 更新日:

 ヤンキース・田中将大(27)が好調だ。

 10日(日本時間11日)のレイズ戦で7回3分の1を5安打1失点で、自己最多タイの13勝目(4敗)をマーク。チームの連勝を7に伸ばしてア・リーグ東地区首位のレッドソックスと3ゲーム差とし、ポストシーズン進出争いに再浮上した(10日終了時)。

 今季の田中は開幕からヤンキース投手陣では唯一、ローテーションを守り、ここまで29試合で投球回数は186回3分の2。ローテーション通りなら、レギュラーシーズンは残り4試合に先発する見込みで、目標とする200イニング登板は十分に達成可能だ。メジャーの先発投手は年間200イニングをクリアすれば、一流と認められる。田中はメジャー3年目にして初めて一流の証しを手にしそうだが、過去2年は故障続きでここからは未体験ゾーン。エースである以上、求められるのは大台到達よりも投球内容であることは言うまでもない。

 チームは8月に入って来季まで契約が残るA・ロドリゲスを事実上の戦力外とした他、守護神チャップマンらの主力を他球団に放出。チームの若返りを図った。ジラルディ監督が「まだ、今季の戦いをあきらめたわけではない」と話したように、若手選手が期待以上の働きを見せてポストシーズン進出争いに踏みとどまっている。その若手の勢いをさらに加速させる結果が田中には求められそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  3. 3

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  1. 6

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  2. 7

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  3. 8

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  4. 9

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  5. 10

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる