今季初の5連勝も 阪神は最後まで“お試し起用”の繰り返し

公開日: 更新日:

阪神は今年、ずっとオープン戦をやろうとしていたのではないか」

 球界OBがこう言った。

 金本監督は27日のヤクルト戦で、1番にドラフト5位新人の板山を置き、左腕の岩崎を中継ぎで起用した。すでにBクラスが決定している阪神にとって、来季を見据えた起用になるのはわかるとして、金本監督は開幕からずっと、こうした「トライアル起用」を続けてきた。

 開幕時に実績のない1番高山、2番横田を抜擢したことに始まり、3番に江越を置くなど、若手を試し続けた。5月中には「このメンバーで固定しようがない」と言ったこともあったが、シーズン中に鳥谷、上本を不慣れな三塁で起用したのもお試しである。

 だが、冒頭のOBは、「シーズンはオープン戦の延長ではない。今季は一軍で使っては二軍に落としての繰り返し。使う選手の打順、守備位置もコロコロ替える。個々には役割があるのに、それを無視した使い方を続けた。一貫性があるのは北條を遊撃に固定したくらいだろう。首脳陣が選手の適材適所を見いだせないことの裏返しでもある」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末