イラク戦で判断力欠如を露呈 本田はついに賞味期限切れ
テレビも新聞も「蛍の劇的ゴール」で持ち切りだね。W杯最終予選のイラク戦(6日)は、アディショナルタイム(公式記録は90+5分)にMF山口蛍のミドルシュートが決まった。日本が勝ち点3をゲットしたことについては、素直に「おめでとう」と言いたい。
しかしながら選手の経験値、選手層、代表チームの強化体制などいろいろな角度から考えてイラクは「圧勝するのが当たり前」の相手だった。
山口を褒めそやすのはほどほどにして、薄氷の勝利しか得られなかったことを深く考察し、今後の日本代表はどうあるべきか? 関係者は、知恵を振り絞って考えないといけない。
イラク戦の劇的勝利の直後に脳裏に浮かんだのは「賞味期限」という言葉だった。どの選手を指しているのか? 試合をテレビ観戦したゲンダイ読者の皆さんも、思い当たる節があるだろう。
10年南アW杯から日本代表の屋台骨を担ってきたMF本田である。イラク戦の本田をひと言で評すると「バランスが悪かった」に尽きる。
ボールを受けてからパスを出すべきか、ドリブルすべきか、シュートすべきか、その判断に迷いが見て取れた。判断力の欠如で本田自身のプレーがギクシャクし、当然チームのバランスも崩れてしまった。