愛も佳純も出場せず? 卓球新リーグに早くも囁かれる不安
対策として、世界ランキングに直結するワールドツアーの日程を考慮した試合編成にするというが、卓球にオフシーズンはない。今年のトップ選手の出場日程を見ても、最大で試合間が空いたのは、リオ五輪期間を除けば28日間。それ以外は18日間のオフが2回あるが、この期間だけリーグ戦へ出場するのは無理がある。
プロリーグ設立検討準備室の松下浩二室長は「海外に行くのが煩わしいと思っている選手が多い」と話すものの、国際大会出場が減れば世界ランキングにも影響する。現在の五輪日本代表の選考は、シングルスの2人は世界ランク上位2人が選出され、3番目が団体要員となる。世界ランクはW杯や世界選手権、ワールドツアーなどで得るポイントで決まる。1つでも世界ランクを上げたい選手を国内のリーグ戦に出場させるには、シンプルで分かりやすい代表選出方法も変えざるを得ない。
マラソンのように、物議を醸す選考基準になるのだけは避けてほしいが。