ポッカリ空いたままの一塁 阪神に“鳥谷コンバート”プラン

公開日: 更新日:

 アッと驚く出来事が起こるかもしれない。

 金本監督が就任2年目を迎える阪神。オフにはFAで糸井、助っ人は内野手のキャンベル(メッツ)らを獲得したが、懸案事項は解消されたわけではない。糸井は中堅、キャンベルは三塁を務める方針の一方で、ゴメスが退団した一塁がポッカリ空いたまま。その手当てができていないのだ。

 今後は一塁の助っ人補強、捕手原口のコンバート、三塁守備に不安があるキャンベルの一塁起用といった選択肢が浮上するだろうが、阪神OBは、「状況次第で鳥谷を一塁にコンバートするのも手かもしれない」と言う。

 鳥谷は昨季の不調により、若手の北條に遊撃のポジションを奪われる格好になった。鳥谷は今季、遊撃で再勝負をかけるつもりでいるが、北條を高く評価し、若手育成を推進したい金本監督は、最初こそ競争させても、最終的には北條を優先的に起用するとみられている。前出のOBが言う。

「実績があり、功労者でもある鳥谷のコンバートは、本人のプライドを尊重する必要があるなど、簡単なことではない。ただ、交流戦を迎えるあたりで金本監督は鳥谷と北條の勝ち負けを決めるだろう。そこで北條が鳥谷を上回る結果を残していれば、鳥谷を一塁に回すのもアリかもしれない。遊撃をやっていた鳥谷なら一塁はできるだろうし、守りの負担が軽減され、打撃に専念できれば、まだまだやれる力は持っている。残り128本に迫った2000安打達成の後押しにもなるはずだ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  3. 3

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  1. 6

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  2. 7

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  3. 8

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  4. 9

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  5. 10

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる