G球場で初練習 山口俊に課せられる“古巣斬り”の大仕事
DeNAから巨人にFA入団した山口俊(29)が驚いた。17日、川崎市のジャイアンツ球場を初めて訪れ、2時間の練習。「施設がすごかった」と目を丸くした。前日に相川らと行った自主トレ先のサイパンから帰国したばかり。18日からは鳥取のトレーニング施設で調整するという。そんな新戦力に巨人が求める“仕事”がある。
2位に終わった巨人は昨季、3位のDeNAに10勝14敗1分けと負け越した。CSファーストステージでも1勝2敗で敗退。14年も11勝13敗と負け越している。かつてはカモにしていたが、最近は立場が逆転。特に先発陣がDeNA打線を苦にする傾向がある。
昨季のDeNA戦に3試合以上先発した投手では、エースの菅野が5試合に登板し、1勝1敗、防御率4.05。同じく5試合の内海は2勝2敗、同6.00。3試合の大竹は1勝1敗、同5.94。チームで唯一2ケタ勝利(10勝)を挙げた成長株の田口も3試合で1勝2敗、同3.74。4試合のマイコラスが1勝、同3.86と苦手意識こそないものの、他はこぞって打ち込まれている。そこで山口俊だ。