WBCで急成長の小林は巨人“捕手問題”に終止符を打てるか

公開日: 更新日:

「オフに捕手を補強しなかったのは、したくてもFA市場に“タマ”がいなかったから。動向を注視していた楽天・嶋がオフに『生涯楽天宣言』。代表の日本ハム・大野と西武・炭谷は2年契約中だった。ただ、この2人は今年で契約が切れる。もしFA宣言すれば、捕手補強に関心がある巨人は間違いなく手を挙げる。しかしWBCの小林の活躍で状況は変わるのではないか」(球界関係者)

 冒頭の高橋氏が言う。

「小林がここ何年かいわれてきた巨人の捕手問題に終止符を打てるかもしれない。代表で正捕手を張った小林がいるのに、大野や炭谷に大金をはたいてFAで獲得するのも、気が引けるというもの。もちろん今季の活躍は必須。昨季のように打率ビリなんて論外だが、球団の補強政策に自力で待ったをかけられるかもしれません」

 昨15日のイスラエル戦は「9番・捕手」で出場。4打数1安打で5人の投手をリードした。

 もっとも、WBCで予想外の活躍をしようと公式戦の成績が昨季のようなら、何のためらいもなくFA補強に走るのも、また巨人という球団である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ