CS遠のく完封負け…巨人主将・坂本4タコ“3割切り”の元凶
巨人は今季最少の2安打で、中日の大野に完封負けを食らった。群馬・前橋で行われた昨6日の試合で、3番の坂本勇人(28)は4タコに終わり、打率は3割を切って.299となった。
8月の上旬はリーグトップの打率だったが、夏場に入り、ジワジワ落ち始め、8月の打率は.221。9月に入り、6試合で19打数1安打、.053とまさに急降下の落ちっぷりだ。今年は3月のWBCから出ずっぱり。疲労による後遺症に侍ジャパンのほとんどのメンバーが苦しめられているが、もともと苦手な夏場に入り、本人が大事だと言う「下半身の粘り」が使えなくなっているのかもしれない。ただ、この不振は「疲労」の一言だけでは片付けられない。他にも要因がありそうだ。
首位打者を獲得した昨季とは違う変化が数字に表れている。今季はほぼ3番に座る。「自分は4番タイプじゃない。3番が合っている」と坂本は自己分析するが、将来的には阿部の後釜として4番構想もある高橋由伸監督に求められるものは大きい。それにふさわしい「長打力」を期待されているのだ。
巨人OBで評論家の高橋善正氏がこう指摘する。