メジャー球に四苦八苦 大谷に“滑り止め”を使う度胸あるか

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 ボールの表面がサラサラして滑りやすいメジャー公認球と格闘しているのがエンゼルスの大谷翔平(23)だ。

 例えば22日(日本時間23日)はブルペン投球前のキャッチボールから球が上ずり、暴投する場面が何度かあったほど。ブルペンでもボールを制御できず、投げた直後に指を気にするしぐさを見せることもある。

 ただでさえ日本の統一球と比べて滑りやすいうえに、キャンプ地アリゾナの乾燥した気候が拍車をかける。海を渡った日本人投手の多くは、ボールが手につかずに苦労する。大谷はキャンプがスタートして10日ほどだが、メジャー球に適応しているとは言い難いのが実情だ。

 もっとも、ボールが滑りやすいのは日本人投手に限らない。

 ツインズの右腕・ピネダ(29)はヤンキース時代の14年、首に塗りつけた松ヤニを触って投げたことが発覚し、MLBから10試合の出場停止処分を食らった。

 不正がバレるバレないはともかく、メジャーのほとんどの投手は多かれ少なかれボールが滑らないよう対策を練っている。

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