異例契約のイチロー 来季プレーイングマネジャーの可能性

公開日: 更新日:

 イチローは日米合わせて27年間プレー。01年に海を渡ってからは、10年連続でゴールドグラブ賞受賞とシーズン200安打を達成。04年には262安打を放ち、ブラウンズ(現オリオールズ)のジョージ・シスラーが1920年にマークした257安打のシーズン最多安打記録を84年ぶりに塗り替えた。ポストシーズンには2度(01、12年)出場しただけに終わったが、09年WBCでは韓国との決勝戦で、延長十回に勝ち越し適時打を放って日本の連覇に貢献。短期決戦で勝負強いことを証明した。

 ここ数年は4人目の外野手としてベンチを温める機会が増えたものの、冷静に戦況を見極め、若手にアドバイスを送るなど、指導者的な役割もこなしてきた。

■日本開幕戦は「代打オレ」

 イチローはコーチの経験はないが、近年のメジャーではかつてほど指導歴は重視されない。今季からヤンキースの指揮を執るアーロン・ブーン監督などは、指導者経験がなくても監督に抜擢された。選手やフロントとのコミュニケーションについても、イチローは英語とスペイン語が堪能なだけに、その点もクリアしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド