著者のコラム一覧
松崎菊也戯作者

53年3月9日、大分県別府市生まれ。日大芸術学部放送学科卒業後は宇野重吉らが率いる「劇団民藝」に所属。その後はコントグループ「キモサベ社中」「キャラバン」を経て、88年にコントグループ「ニュースペーパー」を結成。リーダー兼脚本家として活躍した。98、99年にはTBSラジオ「松崎菊也のいかがなものか!」でパーソナリティーを務めた。現在も風刺エッセイや一人芝居を中心に活躍中。

東京五輪マラソンって東京名所めぐり観光レースだろ?

公開日: 更新日:

 手を振り返さない選手は失格の特別ルールだ気をつけよう。

「ウ次に見えてまいりました、オ豊洲市場、ア地下からヒ素が湧きましたが、え、除去したのやらしないやら、エ安全な江戸前の魚を日々さばいております」

 仮設の出店じゃ「さあ食べてって新鮮な刺し身だ。放射能の心配はないよ。おいしいでシベル」ビリの方の選手は一口ぐらいつまむかもな。

 千葉県知事が元気出して、「名所めぐるんなら東京ディズニーランドもコースに入れろよヨシカ~クン!」とかわがままを言い出すが、コースが延びて鉄人レースになりそうだもんでボツとなる。

「いよいよ35キロ過ぎ、アだらだら続く市谷の上り坂、ここで置いていかれたらお陀仏で、エございます」

 さっさと上るは川内一人。必死こいてスパートしたトップ選手を日大本部から駆け出したアメフト前監督がタックルして潰しにかかるが、それでも立ち上がってヘロヘロになりながらも優勝テープを切るのは、やっぱアフリカ勢だろうな。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に