今季契約切れも残留確実 阪神メッセがふっかける残留条件

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 日米通算100勝はまたもお預けとなった。

 4日の広島戦に先発した阪神のメッセンジャー(37)は、1点リードの八回にマウンドを藤川に譲った。すると藤川は松山に同点タイムリーを打たれて勝利投手の権利が消えた。チームは延長十二回にサヨナラ負けした。

 この試合でメッセが今季12勝目を挙げれば、日米通算100勝目となったが、8月29日のヤクルト戦に続きメモリアル勝利は持ち越しとなった。

 それにしても、頼りになる右腕だ。2010年に入団以来、2ケタ勝利が7度。13年から2年連続奪三振のタイトルを取り、14年は最多勝利も獲得。リーグ最多先発5度、同最多投球回数も3度。昨季までの通算防御率は2.98。前回登板では黒星を喫したものの、外国人投手では史上初となる8年連続で規定投球回に到達。この試合では1500投球回にも届いた。ちなみに、今季阪神で規定投球回に達している者も、2ケタ勝利もメッセしかいない。

■自分の立場は分かっている

 絶対的なエースは、今季で2年契約が切れる。本人は移籍する気はさらさらなく、来季は外国人枠を外れることから、全幅の信頼を置いている金本監督は「投手か野手の助っ人が1人取れる」と語っているという。

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