台湾4割スラッガー王柏融めぐり 巨人vs阪神で争奪戦勃発

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■台湾球界とのパイプなら巨人

 その至宝とは、台湾ラミゴ・モンキースの王柏融(25)だ。181センチ、90キロの外野手(右投左打)は、昨年まで2年連続で打率4割を誇り、本塁打も2年間で60本打っている。

 今季もシーズン前期は、3割5分近い打率で優勝に貢献。一発もある王は、昨年2月のWBC日本代表との壮行試合で、楽天のエース右腕則本からバックスクリーンへ逆転2ランを放ち、日本球界に強烈な印象を与えた。ある球界関係者が言う。

「今の阪神はCS主催権が得られる2位どころか最下位まである。成績が悪いので、フロントは最終的な観客数も心配している。台湾の王は戦力としてはもちろんですが、営業面でも貢献できる。台湾では2014年に上映された『KANO 1931海の向こうの甲子園』の影響で、台湾観光客の多くが甲子園歴史館を訪れるようになった。王は今オフから海外移籍が可能になる。親日家が多い台湾は日本への観光が非常に盛んです。台湾の看板選手を獲得すれば球場集客の面でも大きいでしょう」

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