盛大セレモニーの裏で…巨人“村田修一コーチ招へい案”浮上
28日、BCリーグ栃木で現役を引退した村田修一(37)のセレモニーが東京ドームで行われた。ともに古巣である巨人対DeNAの試合前、DeNAの筒香と巨人の岡本から花束を贈呈され、新旧背番号「25」の揃い踏みに、4万人超のファンが詰めかけたスタンドからは、割れんばかりの拍手が起きた。
この日は村田一色。BC栃木時代のボブルヘッド人形やレプリカユニホーム、巨人時代のユニホームも復刻発売された。村田は東京ドーム内だけで聞くことのできるFMラジオで解説に参加。長野や阿部は村田の登場曲を使い、試合後は村田が守っていた三塁ベース付近で両軍の選手による胴上げが行われた。
肝心の試合は0―0で迎えた九回裏、村田を慕う長野のサヨナラ本塁打という劇的な幕切れ。村田も「こんなにキレイな終わり方をしていいのかと思った。今日来て、本当に良かった」と笑った。
巨人は昨オフ、「村田ならどこかの球団が獲得するはず」との判断もあり、「自由契約」という形でリリースした。が、待てど暮らせど手を挙げる球団はなく、結果的に現役引退に追い込まれた。