巨人と相思相愛のはずが…プロ決断の吉田輝星に“隠れ本命”
甲子園のスターがプロの門を叩く。
今夏の甲子園で金足農(秋田)を準優勝に導いたエース、吉田輝星(3年)がプロ入りを決断。週明けにもプロ志望届を提出し、10日に進路表明会見を行う。
2日の福井国体後、両親や金足農の中泉一豊監督らと面談。外部コーチとして吉田を育てた正村公弘監督率いる八戸学院大への進学が既定路線だったが、辞退を申し入れたという。
25日のドラフト会議での1位競合は確実。どの球団がクジを当てるかに注目が集まる。吉田は夏の甲子園終了後、「巨人が好き。行きたいです」と無邪気に“逆指名”。高校日本代表の合宿中には、巨人のタオルを使用するなど、「巨人ファン」を隠さなかった。
一方、「告白」された巨人は、松井以来となる甲子園のスターを渇望している。昨年は早実の清宮(現日本ハム)を指名して逃した。5日、スカウト会議を開いた巨人の鹿取義隆GMは先週、日刊ゲンダイの直撃に、「せっかくああ言ってくれてますしね。吉田は即戦力じゃない? でもいい投手ですから。1位は決定? そうですね。プロ志望届を出せば、そうなります」と明言している。