巨人由伸監督「辞任の全真相」 決定打は鹿取GMとの軋轢
今季限りで辞任することが決まった巨人・高橋由伸監督(43)が4日、広島戦前の練習前にミーティングを開き、選手に事情を説明した。3年連続でV逸したことで、自身の責任について言及したようだ。
先週、巨人が2006年以来となるシーズン負け越しが決まろうかというタイミングで、由伸監督は山口寿一オーナー(61)と直接対面、その席上、「責任を取らせてください」と申し出た。
野球賭博問題の最中に就任した1年目の16年は2位。しかし、リーグ優勝を果たした広島には17.5ゲームもの大差をつけられた。昨季は球団ワーストの13連敗を喫するなど11年ぶりのBクラスとなる4位。今季は故障者が続出したことなどもあり、すでに12年ぶりの負け越しと3位以下が確定している。
同オーナーは9月12日、指揮官を「岡本ら若手がかなりの成績を残してきているのは、監督やコーチ陣が力を合わせて若手を育てようとしてきたことも大きかった。(来季は)十分にチームを整えて、監督には腕を振るってもらいたいと考えている」と評価し、続投を示唆した。読売関係者がこう明かす。