吉田輝星プロ表明も巨人は指名回避か 原新監督で不透明に
今夏の甲子園準優勝投手で金足農(秋田)の152キロ右腕・吉田輝星が10日、秋田市内の同校で会見に臨み、プロ志望を表明した。
甲子園終了後に好きな球団を問われた際、「巨人が好き。行きたいです」と発言。この日もそれを聞かれたが、「プロの世界に入れるのであれば、チームは関係なく、どの球団に行っても努力していきたい」と12球団OKの姿勢を示した。
当初は北東北大学リーグの八戸学院大(青森)に進学予定だったが、夏の甲子園の活躍などで心境が変化。国体終了後の今月4日、大学側に断りを入れたという。
この日、正式にプロ志望届を提出したことで、各球団はドラフト戦略の再考を迫られることになる。注目されるのは、吉田に「好き」と“逆指名”された巨人の動向だ。
巨人は9月末の段階で吉田を1位指名することで一本化。日刊ゲンダイの取材に鹿取GMも「そのつもりです」と認めていた。それが、ここにきて大阪桐蔭の根尾昂が最有力に浮上。「高橋由伸監督の今季限りでの辞任が発表された2日後のスカウト会議でひっくり返った。次期監督の原さんの意向でしょう」と、球界関係者がこう明かす。