タカ・マツ複Vも 現実味おびる11点5G制導入は日本に逆風か
喜んでばかりもいられない。バドミントンのワールドツアー・ファイナル最終日は、女子ダブルス(複)決勝で高橋礼華、松友美佐紀組が韓国ペアを2―0で破り、4年ぶり2度目の優勝を遂げた。男子複の遠藤大由、渡辺勇大組は中国ぺアにストレート負け。男女シングルス(単)決勝は奥原希望と桃田賢斗がそれぞれ涙をのんだ。
バドミントンの日本勢は近年、優勝争いの常連となった。
今大会は5種目中4種目で決勝に進み、金1、銀3を獲得。8月の世界選手権も男子単は桃田が優勝。男子複は銀に終わるも、女子複はメダルを独占した。
バドミントンは韓国と中国が強く、特に今回金3、銀1の中国は五輪や世界選手権でも、常に複数の金メダルを獲得してきた。が、日本は2004年、1992年バルセロナ男子複金メダルの朴柱奉(パク・ジュボン)氏を韓国からヘッドコーチに招聘し、その指導でみるみる実力がアップ。12年ロンドン五輪で藤井瑞希&垣岩令佳組が日本バドミントン界初の銀メダルを取り、リオ五輪では「タカ・マツ」ペアが悲願の金メダルを獲得した。ある関係者が言う。