金満球団も獲得敬遠…菊池雄星の不安は左肩だけじゃない

公開日: 更新日:

 ポスティングシステムによるメジャー移籍を目指す菊池雄星(27)は現在、米ロサンゼルスで代理人のボラス氏とミーティング中だという。

 争奪戦に名乗りを上げそうな球団や、さまざまな条件面に関して代理人と意見を擦り合わせているところらしい。もうじき始まる他球団との面談には本人も同席する見込みだが、

「現時点で菊池獲得に積極的な球団は、再建中のチームがほとんどのようだ」

 と、西海岸のさる代理人関係者がこう言った。

「今年のポストシーズンに駒を進めたのは両リーグ合わせて10球団。そのうち菊池に積極的なのはレッドソックスくらいだと聞きました。ヤンキースやドジャースのようにカネがあって強いところだけでなく、アストロズやアスレチックスも消極的です。レッドソックスにしても何が何でもというスタンスではない」

■ポストシーズンに進んだ10球団中9団は…

 例えばヤンキースはマリナーズからトレードで左腕パクストン(30)を獲得。17日にはFA左腕のハップ(36)と2年契約を結んで、すでにローテーション投手を5人そろえた。強くてカネのある球団まで菊池を敬遠するのはなぜか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド