前JGTO副会長に聞く 男子ツアーを立て直す方策はあるのか

公開日: 更新日:

 ――青木会長以下JGTOは、そうした現状を把握しているでしょうか。

 正直、今の執行部はピンときていないでしょう。日本のツアーは男女を含めて日本独自の歴史があります。人気のなかった当初はスポンサーやテレビ局の後押しで試合を増やし、一歩一歩それが実を結んできました。スポンサーの協力や、支援でここまできたのですが、今の執行部にはそうした歴史や、経緯を知っている人間が少ない。JGTOや選手を支えてきたスポンサーやファンに対する恩義や感謝の念があれば、昨年のISPSマッチプレー選手権中止のような事件や、プロアマでの片山晋呉問題も起きなかったはずです。まず大切なスポンサーと腹を割って将来の展望を話し合うことが先決でしょう。

 ――男子ツアーがもっと元気づくにはどうすればいいでしょうか。

 国内レギュラーはわずか23試合と嘆いています。しかし下部にアベマTVツアーという若手登竜門の素晴らしい試合が14試合もあります。現状では3日間の競技ですが、JGTOが1試合500万円を投資して(合計7000万円)1試合の賞金総額を2000万円にすれば、規定で4日間競技にでき、ワールドランキングの獲得ポイントが高くなります。これをツアーの空き週に組み込めばいい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が