菊池雄星も苦労必至…メジャー「投球間隔20秒」導入の波紋

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 日本人投手には受難のシーズンとなりかねない。

 米大リーグのロブ・マンフレッド・コミッショナーは、試合時間短縮のため、投球間隔を制限する「20秒ルール」の導入を決定。複数の米メディアが19日(日本時間20日)に報じたところによれば、今後は大リーグ選手会と協議し、早ければ今春のオープン戦から試験的に取り入れるという。

「20秒ルール」とは、投手が1球投げるのに20秒を超えた場合、「ボール」が宣告されるもの。すでにマイナーでは実施され、球場には秒数を表示する時計が設置されている。

 日本人投手は総じて1球に費やす時間が長い。昨季、先発投手ではヤンキース・田中、ドジャース・前田の平均27秒0が最長。エンゼルス・大谷が26秒7で続き、最も早くてカブス・ダルビッシュの26秒5。ちなみに先発投手の中で、メジャー最短であるブレーブスの右腕フォーティネビッチは20秒5だ。

 最も対応に苦労しそうなのは、マリナーズ入団が決まった菊池雄星だという。

 菊池はただでさえ、投球リズムがいいとはいえず、調子が悪い時ほど、テンポが悪くなる。プレートを外すのも珍しくない。

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