日ハム王柏融は新機軸“打ち勝つ野球”のキーマンになれるか

公開日: 更新日:

 27日、日本ハムに加入した王柏融(25)が初めて千葉・鎌ケ谷の室内練習場で体を動かした。28日のアリゾナキャンプ入りを前に、キャッチボールなど軽めの調整。「オフはランとウエートトレーニングが中心。打撃は開幕まで2カ月あるので徐々に」とマイペース調整を口にした。

 この日、王は球団寮も見学し、同じ「左の大砲」清宮幸太郎(19)にも挨拶。今季2年目となる“年下の先輩”は「(自分を)使うかを決めるのは監督。やれることをやるだけ」とこちらも鷹揚に構えた。

 同じ左打ちの強打者タイプのこの2人は、守備と脚力は「並」。それでも日本ハムが王を獲得したのは、今季のテーマが「打ち勝つ野球」だからだ。清宮は高校通算111本塁打。王は台湾プロ野球で2016、17年に打率4割をマークした打撃力が売りだ。ここへ、右の主砲である中田翔(29)を加えた3人でDH、左翼、一塁をまかない、同時起用で打線に厚みを持たせる算段だ。

■守備を“犠牲”にしてでも打ち勝つ

 さらには、左翼の近藤健介(25)、右翼の大田泰示(28)がともに昨年の秋季練習からレアードの抜けた三塁の守備練習を開始。近藤は過去71試合、大田は巨人時代に6試合三塁を守った経験があるとはいえ、今は「専門外」。守備を“犠牲”にしても打ち勝つのが球団の構想だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  4. 4

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  5. 5

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  1. 6

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  2. 7

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  3. 8

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 9

    なぜこのタイミング?巨人オコエ瑠偉、増田大輝だけが「実名報道」されたワケ…違法オンカジ騒動で書類送検

  5. 10

    巨人のプロスペクトだった秋広優人放出の波紋…ファンからは非難噴出、古株スカウトも「余波」懸念

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 2

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  3. 3

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  1. 6

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 7

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  3. 8

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 9

    西内まりや巨額金銭トラブル 借金の中身と“返済ウルトラC”

  5. 10

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か