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鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

ブラジルの猛攻はね返す なでしこのレベルアップを感じた

公開日: 更新日:

 なでしこジャパンは米国遠征「シービリーブス杯」2試合目にブラジルと対戦。3―1で勝つには勝ったが、ブラジルの猛攻にさらされる時間帯も長く、ギリギリの勝利だった。しかし、この試合を通して「日本女子サッカー全体の確実なレベルアップ」を実感した。

 ブラジルが波状攻撃を仕掛けても、日本の最終ラインはズルズル下がることなく、一定の高さを保ちながら選手は体を張り、そして冷静にブラジルのアタックをはね返した。指揮官の勇気あふれる采配にも感じ入った。

 初戦で世界ランク1位の米国と対戦。そのときのスタメンを7人変更した。後半12分に同点に追いつかれ、2分後に4人を同時に入れ替えた。

 こんな大胆な選手交代は、強敵相手に簡単にはできないものである。

 しかし、チームは攻守のバランスを崩さず、それどころかブラジル陣地に何度も攻め入るようになり、同36分には先制点を奪ったFW籾木のクロスを代表2試合目のFW小林がヘッドで代表初得点を決め、同40分にはMF長谷川がブラジルを突き放す3点目を決めた。

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