ビーチW杯予選QF ラモスJは強豪イランに延長で逆転勝利
マークの付いた相手が倒れ、FPオズが乗り越えるときに<あたかも相手に引っ掛けられた>ような体勢で倒れ、ファウルを誘発してFKをゲット。鋭いシュートはGKの好守に阻まれたが、得点の気配をピッチ上に漂わせるに十分なシュートだった。残り3分18秒。 左CKからのボールをベテランFP山内が、ファーサイドから右足を投げ出すようにしてシュート。ボールは左サイドネットの吸い込まれた。
「打った瞬間に入った! と思いました。昔から苦しい状況で点を取ってきましたからね」と笑顔交じりに振り返るFP山内。それでも「まぁ~必死でしたけどね」と 本音をポツリ。第2ピリオドのうちに1点差に詰め寄ったことが、逆転勝利を引き寄せた格好。得点者のFP山内が続ける。
「0ー2で第3ピリオドに入るのと1ー2で入るのとでは(気持ち的に)まったく違います。イランは<相手に追い掛けられる>というプレッシャーを凄い感じていましたから、良い時間帯に決めれたと思います」
日本とイランとの心理状態が、第3ピリオドに入るとパフォーマンスに違いを見せるようになった。始まって2分も経っていないところでFP赤熊が右サイドからねじ込み、待望の同点ゴールが決まったのである。