打撃練習順調も…エンゼルス大谷に“野手”復帰へのハードル

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 右肘の靱帯を修復するトミー・ジョン(TJ)手術からの復活を目指すエンゼルス・大谷翔平(24)のリハビリが、いよいよ最終段階に入る。

 近日中にも執刀医のメディカルチェックを受け、患部に異常がなければ、ライブBPといわれる実戦形式の打撃練習を再開する見込みだ。

 オースマス監督は、打者としての復帰は当初の予定通り5月とし、「カレンダーの日付が早まることはない」と、依然として慎重な姿勢を崩さない。

 大谷は、すでにキャッチボールを再開。徐々に距離を延ばすなど、ここまでは順調な回復ぶりを見せている。ライブBPで実戦感覚を取り戻せば、晴れて半年ぶりのメジャー復帰となるが、最後の関門が待ち受けている。

 大谷と同じTJ手術を受けた野手は打撃はこなせても、走塁で不安を抱く選手が少なくないからだ。

 出塁すれば、状況によっては腕から滑り込まなければならず、当然、患部が衝撃を受けたり、負担が生じる可能性もある。

 元ドジャースのアシスタントトレーナーで、現在はマッサージやトレーニング指導などを行う「ルートヴィガー」(東京・港区)を運営する深澤英之氏がこう説明する。

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