「復帰までに1年以上を要する投手と比べ、打者のリハビリは半年で済むとはいえ、長期間の離脱を余儀なくされていただけに、患部の再発を恐れる気持ちが生じるのは仕方のないことでしょう。実戦では、腕から帰塁しなければならないこともあり、人それぞれではありますが、恐怖心が芽生える選手もいます。スライディングへの恐怖心を克服することも復帰の目安のひとつになります」
昨季の大谷は腕から滑り込むケースが少なくなかった。4月11日のレンジャーズ戦では、日本ハム時代の同僚マーティンに執拗な牽制を受けた揚げ句、右手から帰塁して刺された。
大谷は復帰に向けて打撃同様、走塁練習も必要になる。