遅咲きの“銀鼠色”志摩ノ海航洋はケガでも腐らず稽古に邁進

公開日: 更新日:

 丸い体をさらに丸めて、低い姿勢からもろハズで押していくのが、志摩ノ海の特徴だ。

「懸念は連勝、連敗が多いツラ相撲。今年1、3月場所はともに13勝2敗とほとんど負けていないだけに、一度負けが込んだら心配です。負けても一日一番の気持ちを貫ければいいのだが……」

 とは前出のOBだ。

 手本とする力士は、元大関の武双山(現藤島親方)。学生時代から尊敬しており、締め込みが銀鼠色なのも、同じ色のまわしを締めていた武双山にあやかってのことだ。

 同部屋で同期の英乃海とは、序ノ口、序二段の優勝決定戦で2回対戦し、ともに敗れているライバル。新入幕こそ先を越されたものの、英乃海は現在十両と立場が逆転している。

 遠回りした分、幕内で大きな花を咲かせられるか。

▽しまのうみ・こうよう
●本名は濱口航洋
●1989年7月、三重県志摩市出身
●178センチ、157キロ
●最高位は現在
●笑顔がお笑いコンビ「ホンジャマカ」の石塚にそっくりと評判

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ