広島8連勝で単独首位 OB投手も成果指摘の「佐々岡式」とは

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 あっという間に“定位置”へ座った。

 21日、広島が8連勝で単独首位に浮上。昨季まで3連覇ながら1カ月前までは最下位を独走していたが、開幕44試合目でトップに立った。チーム防御率は12球団トップの3.02。数年前からの課題で、4月半ばまでは防御率4.35とボロボロだった投手陣がここにきて、にわかに調子を上げてきたのが大きい。

 広島OBで元投手コーチの山内泰幸氏はこう言う。

「キャンプで緒方監督が掲げた『先発10人構想』への準備がここに来て形となったのだと思います。岡田と九里の結果が出ていない半面、今年から先発に転向したアドゥワが活躍している。佐々岡投手コーチは(2014年から)昨季まで二軍投手コーチだったため、若い選手をずっと見てきています。その中で適性を見抜いて、球種の多いアドゥワを先発に抜擢し、新たにスライダーも覚えさせた。甘い球も多いんですが、手足が長く、低めへの意識を徹底することでバッターが打ち損じてゴロアウトになるケースが増えてきた。普段、佐々岡コーチはおおらかで優しい方ですが、選手に言うべきときは厳しくすると聞いています。アドゥワもキャンプ中はかなり厳しく指導されたようです」

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