G桜井が先発初勝利 “史上最低ドラ1”返上は生真面目の賜物

公開日: 更新日:

「安心しました。かなり……」

 巨人桜井俊貴(25)が6日の楽天戦で、新人時代の2016年3月30日以来、1163日ぶりに先発登板。140キロ台後半の威力のある直球と大きく割れるカーブを効果的に使い、8三振を奪った。6回3分の2を3安打1失点の好投で、パ・リーグ首位の楽天打線を抑え込んだ。先発では初となる2勝目を挙げ、冒頭のコメントである。

 今季は中継ぎとして12試合に登板。原監督は「自分の球種をまんべんなく使えたところが良かった。リリーバーとしても非常に良かったけど、先発がやや手薄になったという点で投手コーチと話をして、先発としても可能性が高いのではないのかと。期待通り。いい投球をしてくれた」と賛辞を惜しまなかった。

 15年のドラフト1位で指名された。それも「外れ」や「外れ外れ」ではない。バリバリの「1巡目での単独入札」だったが、そんな大きな期待を桜井はあっさり裏切った。プロ初先発でいきなり右肘を痛めて離脱すると、復帰後にさらに厳しい現実が待っていた。

 さる球界関係者がこう言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  4. 4

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  5. 5

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  1. 6

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  2. 7

    大阪万博メディアデー参加で分かった…目立つ未完成パビリオン、職人は「えらいこっちゃ」と大慌て

  3. 8

    容姿優先、女子アナ上納、セクハラ蔓延…フジテレビはメディアではなく、まるでキャバクラ状態だった

  4. 9

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  5. 10

    エンゼルス菊池雄星を悩ませる「大谷の呪い」…地元も母校も同じで現地ファンの期待のしかかる