グリズリーズ渡辺雄太が明かす 強豪撃破に“10分の1秒”の壁
「(203センチの八村のような)動けるビッグマン(主にセンターやフォワードを務める長身選手)が増えてきたので、(強豪相手でも)対応できる力はあると思います。ただ、バスケットはチームスポーツなので、細かいプレーを徹底しないと、強豪国に勝つのは難しい。コンマ何秒のタイミングをしっかり徹底して(試合を)進めていくべきです」
今大会で渡辺とともにチームの牽引役を期待される八村は、スモールフォワードとしてシュートに加え、リバウンド、ゴール前での防御など、NBA選手として多くの役割を求められる。
今月上旬に行われた若手の登竜門であるNBAサマーリーグでは3試合に出場し、1試合平均19.3得点、同7リバウンド、同1.7ブロック。「セカンドチーム」(オールスターチームの次の位置付け)に選出されたが、対戦相手はNBAで実績のない若手ばかりだ。
試合に出場するたびに課題を解消して進化し続けるプレーを披露したが、NBAで実績のある選手を相手にするW杯では、サマーリーグのようなわけにはいかない。
渡辺が指摘したように、八村が強豪国の選手と互角に渡り合うには、10分の1秒単位のプレーも徹底させる必要がありそうだ。