ツアー新「R29」達成の渋野日向子に立ちはだかる“2人の女”

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【日本女子プロ選手権】初日

 初日はトップから2打差に21選手がひしめく大混戦になった。

 平日にもかかわらず多くのギャラリーが付いた渋野日向子(20)は、前半を2バーディー、3ボギーの1オーバーでターン。インで3バーディーを奪って盛り返し、2アンダー11位タイ。オーバーパーなし29ラウンド連続とツアー新記録を達成した。

「新記録に名前が残るのはうれしい。朴さんと回るのは初めて。私が1ピン以上外れるところを、絶対にバーディーチャンスにつけてくるところが違う」(渋野)

 予選2日間はメジャー7勝、リオ五輪金メダルの朴仁妃(31)、上田桃子(33)と同組だ。ロレックスランキング(RR)を基準に算出される五輪ランクは朴8位で、12位渋野よりも格上だ。

「韓国選手も来年の東京五輪代表争いが激しくなっています。RR15位以内なら1カ国4人まで出場できます。その15位以内に韓国選手は7人もいて、4番手の朴といえども決して安泰とは言えません。朴は今季未勝利で、渋野が勝った全英女子オープンは予選落ち。それでも今大会に勝てば、昨年実績で19.5ポイントを獲得できる。初日に好スタートを切り、ショット、パットの安定感が高く、いろんな勝ち方を知っている。渋野にとって手ごわい相手です」(ツアー記者)

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