ソフトBと2年10億円 バレを待つパ投手の内角攻めと死球禍
内角を攻められる機会が多くなれば、その分、死球のリスクも高まる。さる放送関係者が言う。
「バレンティンは強打者でありながら、死球数が通算15個と非常に少ない。17年の阪神戦で、畠山が藤浪から頭部付近に死球を受けた際、バレンティンは矢野コーチ(現監督に)にタックルを食らわせるなど、大立ち回りを演じた。内角を厳しく攻められると、投手を威嚇するようなそぶりも見せる。
セでは、バレを怒らすとヤバいという雰囲気はあったが、実は死球に対する恐怖心が人一倍強い男。制球難である阪神・藤浪が先発した試合では、あえてスタメンを外れることがあったし、いまや主流になったフェースガードも、畠山が死球を受けた直後にチーム内の誰よりも早く準備したほど。徹底した内角攻めによって内角を意識し過ぎれば、まるっきり打てないケースも考えられます」
パの投手は胸元を狙うべく、手ぐすね引いて待っているに違いない。