山口俊移籍のブルージェイズ 積極補強の裏に親会社の思惑

公開日: 更新日:

【2世選手】
 若手野手にはサラブレッドが揃う。代表格はウラジミール・ゲレーロJr.(20)。モントーヨ監督の指導を受けたゲレーロ(エンゼルス他)を父に持つ。長打力は父親譲りで、将来的には親子2代での「30-30」(30本塁打、30盗塁)を期待されている。

 アストロズ一筋で、通算3060安打のクレイグ・ビジオの長男キャバン(24)は走攻守三拍子揃い、内外野をこなすユーティリティー。ボー・ビシェット内野手(21)の父親は、1995年にロッキーズで本塁打、打点の2冠を獲得したダンテだ。

【守護神】
 ケン・ジャイルズ(29)は通算114セーブをマークしているメジャーを代表するクローザー。18年は不調に陥り、守護神失格の烙印を押されてアストロズを放出されたが、昨季は53試合で2勝3敗23セーブ、防御率1・87と復活した。

 アストロズ時代は走者を出すと冷静さを失って痛打を浴びるケースが目立ったものの、平常心を保てるようになり、投球も安定した。先発で起用されるであろう山口にとっては、頼もしい存在だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド