先発再転向の楽天松井 東京五輪選出のカギは「両刀遣い」
うまくハマるのか。
26日、楽天の松井裕樹(24)が楽天生命パーク宮城で自主トレを公開。昨季、38セーブで最多セーブのタイトルを獲得したリリーバーは今季、先発に再転向する。
この日、東京五輪出場に意欲を示した松井は、先発で結果を残すことで、メンバー入りをアピールするつもりだ。
とはいえ、東京五輪出場枠を巡っては、熾烈な争いが繰り広げられる。登録人数は昨年のプレミア12の28人から4人減の24人。ただでさえ少ない上に、松井はプレミア12でリリーフとして代表入りを果たしながら、左肘の違和感を理由に出場を辞退した。
すると、本大会では代役として選出された甲斐野(ソフトバンク)らリリーフ陣の活躍もあり、日本は世界一を達成。代表関係者は言う。
「リリーフの起用法は歴代の監督が最も頭を悩ませてきたところ。稲葉監督にとって、勝ちパターンが構築できたことは非常に大きい。プレミア12は五輪の前哨戦としての位置づけで、五輪メンバー入りはプレミア12の経験者が有利とみられるだけに、リリーフ枠ではこの甲斐野と山本(オリックス)、山崎(DeNA)の3人が揃って選ばれる可能性は高い。松井もウカウカしていられません」