開幕延期でも日本に留まる助っ人の心境…公認代理人が語る

公開日: 更新日:

■2011年は大パニック

 ある球団の渉外担当は「東日本大震災が起きた2011年の方が大変でした」と、こう続ける。

あの時は原発事故による放射能漏れと余震の多さにより、帰国を希望する選手が続出した。助っ人選手たちのもとに在日米大使館筋から『日本にいたら危険だ。すぐに退避すべき』との情報が届き、実際に米軍を中心に在日米国民の国外退避計画も練られていた。球団から許可され帰国した選手もいましたが、一部のセ球団は『帰国した場合は年俸を削る』と選手に伝え、揉めてもいます」

 助っ人選手たちにかかるストレスは、おそらく日本選手以上。それなりの手当てが必要になるだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド